舵をきる〜本年もよろしくお願いいたします。

あれこれとありまして、ご挨拶が遅れてしまいました。本年も富川勝智及び富川ギター教室をよろしくお願いいたします。

教えている大学も期末試験シーズンとなっており、先日も大学院の修了演奏会の審査にも行ってまいりました。
当教室のレッスンも順調に行っております。とはいえ、そのほとんどがオンラインで行っております。大学院の修了演奏会も3名のうち2名がオンラインでの審査となりました。

いついかなる状況でも音楽の勉強は続けて欲しいものです。

昨年の4月あたりから「レッスン現場」は大混乱でした。音楽教室でも休講にするところが多く、オンラインレッスンへの移行にも二の足を踏んだところもほとんど。大手の音楽教室では当初「休講の間の講師謝礼は保証する」ということを言ったにも関わらず、それも一ヶ月も持たず…という状況もあったと聞きます。その後は無給で講師は過ごさねばならず。

オンラインでのレッスンに「そんなものは音楽のレッスンではない」と突っぱねた講師も多い。それで、オンラインレッスン化を推進しようとする教室経営者の方が二の足をふむ。

当教室は2020年2月後半から「全生徒へのオンラインレッスン」化を推奨して、その方向で舵を切りました。

「舵を切る」というと、オンライン最高!!!って感じに見えるかもしれませんが、別にそうではありません。舵をきるにしても、水の流れに完全に逆らうわけには行きませんから。

生の音が最高という人がいる。そして、オンラインでもできることがある。コロナが怖いという人がいる。コロナは大したことはないという人もいる。

そんな色々な人のことを考えて、教室全体として「舵をきる」しかないわけです。

おかげで、2020年3月以降全員がオンラインでのレッスンに移行してくれました。2020年8月あたりから対面のレッスンに戻る人もいましたが、約6割の生徒さんがオンラインのまま。

そして、2021年1月からまた9割以上の生徒さんがオンラインに移行しております。

レッスン以外でも、演奏者としてあれこれ考えてもきました。

「生演奏に行きたいけど、行けない!」という状況の方も増えてきました。いつも来てくれるお客様で特に医療関係の方です。もしくはお勤めの会社から「不要不急の外出は避けるべし」と申し渡されている方。

そういう方々への「ライブに行ったつもりになれる」モノも提供していかないとなあーと。というわけで、先日1/17に行ったヴァイオリンとギターのライブでは数曲入りのミニアルバムを作ろうと思い立ったわけです。

CDお買い求めいただければ嬉しいです。というよりはいつも来てくれるお客様から「ライブは高齢者の家族もいるから行けないけど、CDだけは欲しい!」とか「勤め先の関係でライブには行けない。だけどCDは欲しい」というリクエストを頂いたから通販に踏み切ることにしたのです。本来はライブ会場にきた方だけに販売する予定でした。

そんな感じで、今年もやはり「モノづくり」していこうかなあと。もちろんできるうる限り生での演奏もしますよ! オンラインでの演奏も少し考えていこうとは思いますが、普通の演奏をどんなに高音質で行ったとしてもエンターテインメント性は低いと感じております。ちぃっとした考えはありますので、それを推し進めて行きます。

ということで、様々やっております。ある意味で忙しい新年です。

改めまして、本年もよろしくお願いいたします。

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